戻る

純正ホイールロックボルトが!

ボルトを外そうと回したところ、パキン!という音と共にレンチが外れてしまいました。
なんとアダプターがなめてボルトの頭が欠けてしまったようです(下写真左)、ソケットはちゃんと嵌めたのに(TT)
さらに、なめてしまったアダプター(写真右)は各部分が歪んでしまい
まだ無傷のロックボルトにさえも入らなくなってしまいました、これではホイールが4本とも外せません。


とりあえず、まだ無傷の3本のホイールを外すためにスペアーアダプターを作ってもらいました(下写真)
届いてみるとスペアーのほうが標準のものより硬質そうで良さそうでした。約3500円/個
<純正=McGardのOEM品>


さて問題は欠けたボルトのほうです
硬質エポキシ(GM-8300)(2600円/40g)で固めて回す等しましたがビクともしません。
ん〜まいった。

そこでネットで見つけたのがナメたボルトを外すソケット2タイプ

<写真左>ナメたボルトに被せて左に回すと渦状の刃が、なめた六角ボルトの頭に喰いついてそのまま緩めるというもの。
       TONE(前田金属工業)のトルネードソケット、又は Ko-ken(山下工業研究所)のナットツイスターなど。
<写真右>これも前者と考えは同じですがソケットの内部が逆ネジになっていて、そのタップがなめたボルトの
      頭に食い込むというものです。  Ko-ken(山下工業研究所)のロックナットバスター(インパクト専用)

マックガードはボルト頭が円柱形であることからロックナットバスターのほうを選択しました。


使い方としては必ずソケットをまっすぐ差し込む必要があります。そのためには
ロックボルトの欠け残り部分、約1/3(一番最初の写真参照)が邪魔になるので全て割ってしまいます。
あとはロックナットバスターをまっすぐ挿してインパクトレンチで回せばいいだけです。はたして、、、
結果は大成功(下左写真)タップがしっかりと食い込んだあとがわかるでしょうか。
無傷のボルトと割れたボルト

マックガードのメッキ部分は大きな力や衝撃で最初の写真にように割れてしまいます
もしホイール泥棒がロックナットバスターを使ったら? たぶんソケットはボルトに食い込まず
無理な力でメッキ部分を中途半端に割ってしまうだけでしょう、そうなると
ロックナットバスターを真直ぐ差し込むことが出来ず、ロックボルトも外せなくなっておしまいです。

ディーラー曰く今回の原因はボルトが異常に固く締め付けられていたためにナメてしまったようで
インパクトレンチも通常の圧力よりも高く上げてやっと外れたそうです。
いつもトルクレンチで手締めをしているのに、なぜこんなに固く締まったのか不思議でなりません。

今回の作業には担当ディーラーに無理を言って協力してもらいました、感謝感謝です。
いつもディーラーさんでメンテしてもらっていたので付き合いの大切さを実感いたしました。

特殊ツールの選定と入手には阪神自動車用品(株)でお世話になりました。
ツールの選定も一緒に考えてくれたし販売価格も安い、こちらも感謝感謝です。

inserted by FC2 system